e-Max

IPS e-max情報

IPS e-maxプレスは、プレステクノロジーのためのニケイ酸リチウム結晶からなるガラスセラミックスインゴットです。独自の製造工程により、透明度の異なる均一性の高い製品を生産できます。IPS e-maxプレスインゴットは、400Mbaの曲げ強度を有する高強度のプレス用セラミックスです。インゴットはIvoclar Vivadent社製のプレスファーネスでプレスされ、適合性の良い修復物が製作できます。プレス加工され、象牙質の色をした高い審美製を有するフレームには、IPS e-maxセラムでレイヤリングすることができます。

ニケイ酸リチウムを使用したIPS e-max形成ガイド

審美性と強度をあわせ持つIPS e.maxの魅力を最大限に発揮するために、ガイドラインに沿った形成を行って下さ
基本的注意事項
マージンの形成は内縁に丸みをもたせショルダーあるいはディープシャンファーとする。
・フェザーエッジは禁忌
・深い歯肉縁下マージンは禁忌
・鋭縁や鋭角はつくらない
・最低限の厚みを確保すること
※ご希望の方に、パンフレットを差し上げております。

修復物の寿命を左右する、接着力

マルチリンクオートミックスは、デュアル型の接着性レジンセメントです。
歯面と修復物内面に前処理を行うことで、様々な種類の材料と長期に渡り安定した接着を実現します。
科学重合をベースとしており、透過性の低い酸化ジルコニウムやメタルにも使用できます。
特に、ニケイ酸リチウムガラスセラミックス修復物との接着でその威力を発揮します。

接着力に重要な、歯面処理

マルチリンクプライマー(セルフエッチタイプ)
バランスよく配合された重合開始材により、マルチリンクオートミックスの科学重合を促進します。

ステップ
マルチリンクプライマーA/Bを1:1で混和
エナメル質から被着面全体に30秒間塗布
表面の液が動かなくなるまでエアー乾燥

修復物を問わず、1液で処理

モノボンドプラス
(1液性プライマー:シラン系/リン酸系/イオウ系)
ガラスセラミックス、酸化セラミックス、メタル、レジン等の材料に使用でき、強固な接着をサポートします。

ステップ
修復物内面に塗布 60秒後にエアー乾燥

特徴

・エナメル質、象牙質ともに強固な接着
・資質に近い蛍光性
・高いX線造影性
・室温(2~28℃)での保管が可能

守備範囲を広げる、4種類のシェード

光透過性の異なる4種類のシェードをラインナップし、審美性が求められる症例にも柔軟に対応します。
新たにホワイトが誕生しました。

審美修復に不可欠の、Try-Inペースト

最終修復物の色調を正確にシミュレーションできます。
水溶性グリセリンのため、試適後は水で簡単に洗い流せます。

予後に影響するエアバリア材

リキッドストリップを使用し、マージン部と酸素を遮断することで、セメントの未重合層を抑制し、吸水・変色を防ぎます。
辺縁封鎖を確実に行うことで、長期的な予知性を高めます。

容易な余剰セメントの除去

歯面を1/4面づつ軽く光照射(クォーターテクニック)することでセメントがジェル状になり、余剰セメントの除去が簡単に行えます。除去可能な時間が約40%長くなり、さらに操作しやすくなりました。
(光が届かない部位は、2分間で完全硬化します。)